本の虫

出久根 達郎のいつのまにやら本の虫

「本の虫」 と 「本を無視」

古書店のご主人にして直木賞作家、名随筆家としても名高い 出久根 達郎 氏。
本書は、氏が新聞連載・雑誌 等に発表した 「書物エッセイ」 を編集した一冊です。
胸にチクリとくる話、おもわず 「へぇ」 と口をつく話、ニヤリとさせられる話……読後感はさまざまですが、独特のあたたかみを持つ文章はかわりません。
世は 「活字離れ」 と言われて久しく、<いつのまにやら本を無視> してしまう傾向があるようですが、著者や レビュアー の方々のような 「本の虫」 だってまだまだ健在!
「本の虫」 はますます本好きになり、「本を無視」 の方には本の楽しみかたを教えてくれる好著です。


本の虫、集まれ

 神田の神保町に1年に数回おじゃましていつもその書店と本の数に圧倒されて、見ているだけで「お腹」がいっぱいになって帰ってきます。書店のカラーか、お店に入ってもずいぶん雰囲気が違います。お年寄りの店主さん、若いバイトらしい人を何人も使っているお店、若主人一人らしい書店などさまざまです。
 氏のこの作品は今まで読んだものと重複する話もあるものの、相変わらずおもしろいです。何冊読んでもそのたびに新鮮で、違う角度から「お店」にスポットを当てることができる筆力とはすばらしいものだと、読んでいつも感心しています。
 ほろりとしたり、著者と一緒に怒ってしまったり悔しくなったり、うれしくて幸せな気分になったり(私は電車で「誤植」の項を読んでいて思わず吹き出してしまいましたが)など”話の玉手箱”でどこから読んでも楽しめます。本好きな人はご一読されますます「本の虫」になってください。

いつのまにやら本の虫

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posted by nana at 23:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

貴重で小さな命

戸川 幸夫のイリオモテヤマネコ

貴重で小さな命―イリオモテヤマネコが発見されるまで

 著者がイリオモテヤマネコを「発見」するまでの経過を描いた本である。イリオモテヤマネコは、西表島という小島で生息し、独特の特徴を持つ山猫で、現在は、イリオモテヤマネコ属の一属一種とか、ベンガルヤマネコの一亜種とか分類される希少種である。詳しくは、http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zetsumetsu/ymn_yamaneko01.html

 本書には、イリオモテヤマネコが発見された昭和40年代になっても、島内の村々をつなぐ道路もなく、電気も乏しく、農業も困難だった西表島の様子も詳しく書かれている。野生生物が生きてゆくには、人間にとってとてつもなく不便で、手つかずの自然環境が不可欠であることを痛感させられる。「地球のために」などといくら口に出してみても、人が車で自由に移動し、設備が整ったリゾート・ホテルが建つような環境では、イリオモテヤマネコが生息していくのは、きわめて困難だろう。

 真の自然保護、野生生物保護のために、何が必要なのかを考えさせられる本である。イリオモテヤマネコという小さな生命がこれからも続いていくために、私たちには何ができるのだろう。


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タグ:戸川 幸夫
posted by nana at 17:29 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

優しさが身に沁みます

藤堂 志津子のアカシア香る

40歳からの恋愛

恋愛、仕事、夢、に一生懸命に生きて、傷ついた20代、仕事にプライベート共に充実してると思っていた30代。母親の病気をきっかけに、自分のことを考えてみた40代初め。母親の死によって、ひとりきりになった寂しさを、結婚して、家庭を持ってうめるか、仕事に没頭して忘れようか。まだまだ、やり直せる気になる、話です


優しさが身に沁みます

病気になった母の看病のため、仕事を辞めて故郷へかえった美波。
その努力もむなしく母は逝き、立ち直れぬ美波にそっと寄り添う、幼馴染の音村。
優しい恋で癒されたのもつかの間、かつての上司であり恋人でもあった墨岡が、ガンのため余命わずかであるという事実を知る。
いちどは身を引いた美波に訪れた、別れと転機と再生を描いた作品。
人の優しさが、身に沁みる一冊です。

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posted by nana at 00:20 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大切なものを守る勇気を考えさせられる

立原 正秋の冬の旅

読めば読むほど、深みにはまっていく本
主人公(行助)の取り巻きの構成がよく、主人公の個性をよく引き立てている。特に義兄との関係において、優しさと紙一重のところにある残酷さを見事に表現している所が素晴らしい。どんどん文章の中に読者を引き込んでいく、手法は見事だと思う。登場する女性は、ややでき過ぎの感もあるが、主人公の脇役として、存在感を充分出しており、ある意味、本小説自体の潤滑剤的な存在にもなっている。私にとって愛着のある一冊。

清澄そのもの
主人公が少年であるので、立原にはめずらしく女の情念がドロドロしてこない。主人公は大人びていてちょっとかわいげがないともいえるが、厳しい自らの生をまっすぐ見据えて立つ姿勢は見事。身を切るように冷たい中で、清澄な輝きを見せる冬の早朝のような読後感だった。とくに中・高校生から大学生に薦めたい。

大切なものを守る勇気を考えさせられる本です
 主人公の行助は、家族を守るために無実の罪で刑務所に2回も入ることになる。読み進めるにつれ、こんなに良い子はいないと少し違和感を感じることになるのだが、それでも読むものの心をつかんで離さない。  大切なものを守ることの本当の意味をすごく考えさせられる一冊です。家族とけんかしたときに読んでみてください。
冬の旅

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タグ:立原 正秋
posted by nana at 18:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そこはかとない幸福感をほんの少し手にした気分

知らずにほぐされる快感?川上マジック
私がたまたま読んだ順がそうなのか、ここのところの川上作品は夫婦モノが多い。
なので独身の私は読み始めて「またか…」と思ってしまいました。最後まで読みきれるのか?とも。
元カレの母親のサークルに誘われ、ユニークな人たちと集い、惑わされる主人公の様子にも少々苛立ちました。

私はもう川上作品を求めていない。

そんな苛立ちが、いつの間にか主人公の義妹や義母への苛立ちとリンクし、突発的な出来事で思い知らされる家族の存在、その中で相変わらず逡巡し、解き放ち、開き直り、やがてふりだし(日常)へ戻る…その時、私の心もほぐされていました。

知らないうちに私も仕事や、友人、家族…瑣末なことで迷い固まっていたのだと思います。

いつもと同じ、変わらぬ毎日を送る尊さをそっと教えられた日曜の午後。
心もほぐれ、そこはかとない幸福感をほんの少し手にした気分です。

実際に人と触れ合うということ
インターネット時代の今や、ケータイ小説やテレビのゴールデンのドラマでも
ネットでのつながりや出会いを取りあげたものが出てきた今だからこそ、
人と人が直に会って触れ合う大切さを教えてくれた作品です。
そこには「ちゃんと人と触れ合いましょう」なんてもちろん書かれてなく、
むしろ書かれてあるのは家族間や会社での面倒臭い人間関係ばかり。
そんな面倒臭い人間関係を少しでも簡素に、シンプルにしたいと
思っている主人公ですが、核となる問題を話し合うのはそんな面倒臭い
人間関係を一緒に作っている旦那や姑でなく、「これでよろしくて」同好会の
メンバー。
人間、逃げたらダメだとか、真正面から向き合わなければならない、と
分かっていても、山の中に居ればその山の大きさが分からないように、
何のしがらみもない人との会話や触れ合いから、答えを見つけたりするものです。

現在ではインターネット上で顔も分からない人に自分のリアルな悩み相談をする人が
多いと思うが、この小説の中に出てくる会は、実際に会った人たちと一緒に
とっても抽象的な問題について語り合う会。
「これでよろしくて」同好会、どこかで本当に開催されているのならば、
私も遠くから駆けつけて参加してみたいです。

まぁ、よろしかったですよ
日常なんて、なんてことはない日々の繰り返しなんだと思う
でも、人は誰かと「声を出して話したい」という小さな願望ってのは常にあるように思う
どうでもいい話、くだらない話、進歩のない話、他愛のない会話というもの
なんだかわかんないけど、誰かと話したいと思うのは人として普通の欲のひとつなんだと思う
じやなければ、ツイッターもあそこまで受け入れられなかったはず(笑)
あまり深く考えず、求めず、自然に読んでいける話でした
誰かと会話したくなった時、読んでみてはどうでしょうか?
「うそをつく理由」これは、自己弁護として時々我が身の心の奥底で使っては自分をなだめています(笑)

これでよろしくて?
川上 弘美

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タグ:川上 弘美
posted by nana at 22:20 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サビも覚えやすいし超ポジティブ

こちらも最高でした先に初回限定盤を手に入れていたのですが、どうしても「トビラ」が聞きたくて、通常盤も購入することにしました。

ジャケットもかっこいいし、「トビラ」も素敵な歌なので、購入して良かったと思いました。

カッコイイ!イントロがヤバい。

カッコ良すぎ! サビも覚えやすいし超ポジティブ 相変わらず100+サンの歌詞は爽快ですね!嵐の魅力が詰まった一枚嵐のシングルを初めて買ったのは「Believe/曇りのち快晴」が初めてです。

「Believe」は嵐のメンバーの素晴らしい歌唱力と櫻井翔君の「サクラップ」がとてもマッチしていて何度聴いても耳に残ります。

 「曇りのち快晴」は大野君のソロ曲ということで大野君の歌を丸々一曲聴けます。

このシングルを買って嵐ファンになりました。

今年デビュー10周年を迎えた嵐がどんな活躍をするのか楽しみです。

Believe│曇りのち、快晴【通常盤】

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posted by nana at 20:29 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雰囲気的には「和製ハリー・ポッター」

我思う、故に…
小学六年の龍神(たつみ)は、公務員の父、テニスも大会で優勝するし作文も校内で表彰される弟、少し勝ち気な妹。礼儀正しい兄弟。その中で龍神は違和感を感じながら生活している。その違和感は、町外れの搭に行った時カタチになる。搭には、死んだはずのおじいちゃんが住んでいた。おじいちゃんは、龍神に問う。善とは何か、悪とは何か。龍神はこれまで正しいと信じていた事に疑問を持ち始める。親の言う事、学校が決めた事、本当に正しい?それに目覚めた龍神は、親の敷いたレールから外れ始める。両親は不安にかられ、監視し自分のレールに戻そうとする。でも自分の道を龍神は、見つけてしまった。子供を持つ親にも、読んでみてほしい。子供の事を私物化してないだろうか。子供を一人の人間として見ているだろうか。この小説は2000年に『チャレンジキッズ五年生』に『ぼくの幽霊屋敷日記』として連載されていた物である。その当時これを読んでいた、人も読み返して欲しい。あなたは、自分の考えをちゃんと持ってますか?

とてもよろしい物語です。
妖怪アパートほど日常(悪く言えばマンネリ?)に流されず、一人の子供が精神的に成長していく大きな要素として、妖怪や幽霊が登場します。雰囲気的には「和製ハリー・ポッター」ですかね??(ほめすぎ??)作者は続編を書くのを渋ってるようですが(Byあとがき)ぜひ、主人公も、物語も成長し続ける物語を書き続けていただきたいものです。

僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)
香月日輪

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posted by nana at 14:45 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

江戸の香りと大正浪漫

人情ある怪盗団たちの話を聴こう
「天きり」って知ってます?
屋根を切って夜な夜な気づかれぬうちにこっそり出入りして盗みを働くこと。

その天きり松の幼少の頃に盗人に丁稚奉公に出され様々な優秀な盗人たちの話を留置場で話聞かせる。

美しいおこんさん、カッコいい栄治さん、そんな大悪党たちの人情ある悪さがとてつもなくヒーローな話に聞こえてくる。

大正ロマンな小説。

江戸の香りと大正浪漫
浅田次郎の人気短編シリーズ。

著者自身も非常に気に入っている作品らしい。

泥棒の話と聞いて良い印象を持たないかもしれないが、義賊をイメージしてもらいたい。

目細の安、強盗の説教寅、ゲンノマエのおこん、黄不動の栄治、百面相の常……登場するのは、いずれも魅力溢れる人物だ。

特に「おこん」は男が理想とする女性像と言ってもいいだろう。

また作品には山県有朋、永井荷風といった実在の人物も登場する。

物語の主な舞台となる大正は、日本の近代史の中でも興味深い期間だ。

15年足らずという短い年月ながら、激動の明治と戦争へと向かう昭和に挟まれ、市民文化が華やかだった頃。

1912(大正12)年の関東大震災で東京…当時は「都」ではなく「市」だった…が灰になるまでの、束の間のきらめき。

古いものが否定され新しいものがもてはやされる風潮は、1980年代末のバブル期を思わせる。

そしてそういう世でも義理人情を重んじ、粋を愛した人々の生き様には、ほれぼれとさせられる。

もともと徳間書店が出版していたが、後に集英社が引き継いでシリーズ化した。

1巻では「槍の小輔」と「百万石の甍」がおすすめ。

暇つぶしにどうぞ
暇なときにどうぞ。

内容は浅田次郎お得意の【お泣頂戴】ではないものの、本の中の刑務所のの囚人と同じ様に続きが早く聞きたくなってしまいなんとなく全四巻揃えてしまう。

そんな一冊です。

じっくり読むなら蒼穹の昴や天国への百マイル、軽く読むなら天切り松や王妃の館。

如何ですか?天切り松 闇がたり 1 闇の花道浅田次郎

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タグ:浅田次郎
posted by nana at 19:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原典通りの演奏がまどろっこしく感じるほどに音楽の流れがよい

古典的名演
ヤッシャ・ハイフェッツは、音楽之友社の『新音楽辞典 (人名)』によれば「その名が〈ヴァイオリン的完璧性〉の同義語とさえなった20世紀最大の巨匠の一人」である。


その彼の名刺代わりとなるのが、このメンデルスゾーンのホ短調のヴァイオリン協奏曲と、チャイコフスキーのニ長調のヴァイオリン協奏曲のカップリングCDであろう。


チャイコフスキーの協奏曲のほうは、師匠のアウアーが施した慣例的カットを施しており、原典通りに弾くことの多くなった昨今では、形式面での古さは否めない。


しかし、この演奏は、原典通りの演奏がまどろっこしく感じるほどに音楽の流れがよい。


同僚のエルマンのような泥臭さの強調もなく、シャープな弾き口でありながら、往年のフーベルマンのような硬さもない。

感情過多に陥ることのないセンスのよさが、演奏の格好の良さにに繋がっている。


ロシアの作曲家としてのチャイコフスキーのキャラクターをグローバル化したという点だけでも、ハイフェッツの業績は素晴らしいと思う。


チャイコフスキーの協奏曲におけるハイフェッツの演奏の切れ味の鋭さは、フリッツ・ライナーの、贅肉をそぎ落としたスマートな伴奏によって、よりいっそうの鋭さを獲得している。


第一楽章のクライマックスでも感情におぼれることなく、緻密にオーケストラを鳴らしていく冷静な視点は、ハイフェッツの演奏のクールさと親和性が高い。


メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツの演奏のクールな美しさが見事だが、ややミュンシュの伴奏に元気がないのが気になる。


とはいえ、チャイコフスキーの協奏曲におけるライナーのサポートと比べてのことなので、演奏の充実度は高いレベルにある。


ハイフェッツとは、ルーティン・ワークの権化である

ヴァイオリンの王者などともてはやしているが、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲の初演を依頼されたとき、尻尾を巻いて逃げた人である。


音楽的進歩に何の関与もできなかった哀れな人でしかない。


ハイフェッツの奏でる音楽は、どれも保守的で、何の刺激ももたらさない。


チャイコフスキーやメンデルスゾーンなど、もはや死んで何年経つ作曲家なのだろう。


こうした死んだ作曲家を誉めそやし、今日の音楽をないがしろにするような行為は、恥ずべきであろう。


入門盤のチャィコン・メンコン

いわゆる、メンコン・チャイコンの定番曲、指揮者とソリスト、オケのバランスも素晴らしくオケを完全にドライブしています。

、嫌味な演奏でなく心地よく耳に入ります。

ちなみにフィギアスケートに関心があるならお勧めです。

もちろんクラッシク初心者の方にも親しみ易いと思います。


本当に、お買い得です(安い!!)お勧めします。


SAYAKAさんSUWANAIさんのアルバムの聴き比べもよいと思います。
メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ハイフェッツ(ヤッシャ)

どこのショップでも人気のヘレナルビンスタインのマスカラを初購入。噂通りボルーミィーでぱっちり目元になりました。
posted by nana at 17:54 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

奇妙な恐さ

どれも奇妙な恐さがあっておもしろかった
10編の短編が収録された作品で、どれも奇妙な恐さがあっておもしろかった。

個人的には「SEVEN ROOMS」が一番恐くておもしろかった。

突然密室に閉じ込められて、そこからはどうやっても脱出することができない。

唯一の脱出口として部屋に汚い水が流れている溝があり、小さな弟だけが通れるのだが、その溝の先には同じ部屋が7つあって他にも同じ状況の人間がいることが分かりさらに恐怖が増していく。

最後の結末まで目が離せなかった。

短篇の名手
◆「Closet」義弟に自分の過去の罪を知られてしまったミキは、彼の死体を彼の部屋にあるクローゼットに隠すことにする――。

《倒叙ミステリ》かと思わせてじつは……という趣向。

『GOTH』において、遺憾なく発揮された乙一の叙述トリックが、本作でも抜群のキレを見せます。

カンのいい人は、すぐに真相に気づくかもしれませんが、結末から遡って、犯人の人物像を想像していくと、また違った感慨が浮かびます。

◆「ZOO」男の元に毎日送られてくる恋人の腐乱死体の写真。

彼女を殺し、写真を送ってくるのは誰なのか?日々「犯人探し」に明け暮れる男は、やがて衝撃の事実を知ることに……!作中において、惰性や拘束を象徴する「ZOO(=動物園)」というモチーフと、男の切迫感や閉塞感の対置が絶妙。

悪くはない。


レビュータイトルの通り、悪くはないんだけど・・・。

残念ながら珠玉の短編集ではなく玉石混合という感が拭えない。

「落ちる飛行機の中で・・・」や「陽だまりの詩」のなどの素晴らしい作品がある一方、「で、だから何?手垢にまみれたネタを手垢にまみれた調理法で料理しているだけじゃん」と首を捻りたくなる話も少なからずあった。

よって★三つ。

ただ作者の引き出しの多さには驚かされる。

乙一さんの作品には他にも完成度が高い作品が数多くあるので、これからも見守っていきたい。

ZOO乙一

コーセー エスプリークは、肌も自然に綺麗に見える気がします。
タグ:乙一 読書
posted by nana at 16:40 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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