本の虫

出久根 達郎のいつのまにやら本の虫

「本の虫」 と 「本を無視」

古書店のご主人にして直木賞作家、名随筆家としても名高い 出久根 達郎 氏。
本書は、氏が新聞連載・雑誌 等に発表した 「書物エッセイ」 を編集した一冊です。
胸にチクリとくる話、おもわず 「へぇ」 と口をつく話、ニヤリとさせられる話……読後感はさまざまですが、独特のあたたかみを持つ文章はかわりません。
世は 「活字離れ」 と言われて久しく、<いつのまにやら本を無視> してしまう傾向があるようですが、著者や レビュアー の方々のような 「本の虫」 だってまだまだ健在!
「本の虫」 はますます本好きになり、「本を無視」 の方には本の楽しみかたを教えてくれる好著です。


本の虫、集まれ

 神田の神保町に1年に数回おじゃましていつもその書店と本の数に圧倒されて、見ているだけで「お腹」がいっぱいになって帰ってきます。書店のカラーか、お店に入ってもずいぶん雰囲気が違います。お年寄りの店主さん、若いバイトらしい人を何人も使っているお店、若主人一人らしい書店などさまざまです。
 氏のこの作品は今まで読んだものと重複する話もあるものの、相変わらずおもしろいです。何冊読んでもそのたびに新鮮で、違う角度から「お店」にスポットを当てることができる筆力とはすばらしいものだと、読んでいつも感心しています。
 ほろりとしたり、著者と一緒に怒ってしまったり悔しくなったり、うれしくて幸せな気分になったり(私は電車で「誤植」の項を読んでいて思わず吹き出してしまいましたが)など”話の玉手箱”でどこから読んでも楽しめます。本好きな人はご一読されますます「本の虫」になってください。

いつのまにやら本の虫

カゴバッグ
posted by nana at 23:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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