貴重で小さな命

戸川 幸夫のイリオモテヤマネコ

貴重で小さな命―イリオモテヤマネコが発見されるまで

 著者がイリオモテヤマネコを「発見」するまでの経過を描いた本である。イリオモテヤマネコは、西表島という小島で生息し、独特の特徴を持つ山猫で、現在は、イリオモテヤマネコ属の一属一種とか、ベンガルヤマネコの一亜種とか分類される希少種である。詳しくは、http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zetsumetsu/ymn_yamaneko01.html

 本書には、イリオモテヤマネコが発見された昭和40年代になっても、島内の村々をつなぐ道路もなく、電気も乏しく、農業も困難だった西表島の様子も詳しく書かれている。野生生物が生きてゆくには、人間にとってとてつもなく不便で、手つかずの自然環境が不可欠であることを痛感させられる。「地球のために」などといくら口に出してみても、人が車で自由に移動し、設備が整ったリゾート・ホテルが建つような環境では、イリオモテヤマネコが生息していくのは、きわめて困難だろう。

 真の自然保護、野生生物保護のために、何が必要なのかを考えさせられる本である。イリオモテヤマネコという小さな生命がこれからも続いていくために、私たちには何ができるのだろう。


イリオモテヤマネコ

シーバイクロエ 財布
タグ:戸川 幸夫
posted by nana at 17:29 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。