いいヒントをきっと見つけることができる

この本に出会ったことに感謝します
末期がん病棟で看護師として働くわたしが、自分の看取りの看護に対して自信がなくなった時に出会った本です。

重い題材ですが、短編集であることとストーリー性が抜群なことで無理なく一気に最後まで読むことができました。
実際の現場も、作品中のご家族と同様に「死化粧」(洗髪や体拭き、足浴や手浴も一緒に行ったりします)をご家族と看護師が一緒に行うことができます。ご家族も参加する中で、今までまじまじと見たこともなかった亡くなった方の手や足、顔のしわなどをまだ温かい時に見たり触れたりすることになり、こういった最後の触れ合いが残された人の傷心のケアにつながることをこの本は忠実に描いていると思います。

この本をきっかけに死化粧(エンゼルメイク)とご家族の傷心のケアについて学びを深め、以前より患者さんの死と、その悲しみに立ち尽くすご家族に真正面から向き合えるようになれました。
医療関係者はもちろん、沢山の人に読んでいただきたいです。
大切な誰かがもしもの時に最後の思い出がつくれますように・・・


エンゼルメイクと父
私の偉大なる父が亡くなった時、看護師さんがエンゼルメイクをほどこした後のその顔は驚くべきものであった。まさに美の骨頂であった。仏様の顔とは、ああなんだと大感激したものである。

本書はいくつかのストーリーを通じて、その家族・人間模様を描いている。

読者も来るべき時に備えて、是非とも、本書を読んで準備していただきたい。

家族の目線から
今核家族化しているなかで、死とはどういうものなのか捉え難い時代になっているとおもいます。この本は家族が大事な人の死に直面した場合の心の変動・看護師の対応によって良い見取りが行われた事例を紹介した本です。今まであの時どう対応すればよかったのか・・・疑問に思いながら仕事を続けるのではなく自分の看護を振り返る機会の一つとして読んでみてはどうでしょうか?いいヒントをきっと見つけることができるとおもいますよ☆

死化粧(エンゼルメイク) 最期の看取り (宝島社文庫)
小林光恵

ジミーチュウ
タグ:小林光恵
posted by nana at 21:14 | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。