あったかい優しさなのがたまりません

声が聞こえるから寂しくない
おばあちゃんが亡くなった時から不思議な声が聞こえることになった主人公。
声は八百万(やおろず、とおばあちゃん曰く)の神々の声。

こんな感じなら本当に辛いけど(うるさくて)物を大事にするよな……と思わせられます。
なんだろう、皆美形とは書いていないのに血が通ったような温かさがあるような。

一番のオススメはトイレの神ですが。
……こんなんじゃ大なんて出来ない!

癒し本です☆
 イースト・プレスのネット小説、書籍化シリーズ第二弾です。
 表紙買いでしたが、これは当りでした!

 たくさんの神様達と、それが見える主人公“スミカ”のどたばたコメディです★
 キャラ一人一人がとても個性が強いのにそれが全然うるさくなくて、むしろ凄く楽しい!
 文章だけでもキャラ達の可愛さがにじみ出てるのに、この小説の世界観にバッチリ合うイラストでさらにキャラの可愛さが引き立ってます!!
 
 私は結構「いい子」のヒロインが嫌いです。少年・少女漫画でもゲームでも“明るく、チョット天然な優しい子”がお馴染みなので、出てくるたびに「あ?・・・またキレイ事言ってるよ・・・」と冷めた感覚でしか見られない奴です・・・。
 それなのにどうしてでしょう・・・スミカの優しさがまったく鼻に付きません。
 スミカが神様達のためにイロイロ動いてそれが叶った後、こっちまで素直に「うんうん、よかったぁ・・・」と凄く嬉しい気分になります。

 この本を読んでて楽しくて、ほんのりして終始にやけっぱなしでした。
 この一冊でちゃんと完結してて、満足のいく終わり方でしたが、これからも続けられそうな終わり方とお話なので、続編が出たら買っちゃうんだろうなーっと思います。
 後、一つ注意なのが、スミカ自身恋愛はしません。神様達にチョロッと恋愛はありますが、恋愛要素は凄く薄いですので、購入しようと思ってた人でそういったのを期待されてる方は注意ですが、それが気にならないぐらい面白いですよ◎
 オススメです!!


ネット読者も買いです。
元々ネットの方でも読んでいましたが、書下ろしが大量と聞いては、
買わずにはいられませんでした。
この作者の持ち味は、シリアスと笑いを絶妙なバランスで配置して、
最後には、ほっこりと温かな気持ちにしてくれるところですが、
書籍化されてもその良さが全く失われずに発揮されています。
思わず泣いて、思わず笑ってしまう。
そして、何と言っても、登場人物がみんなこころが優しい。
表面的・夢物語的な優しさではなく、現実にもありそうな、
あったかい優しさなのがたまりません。
ライトノベルにありがちな美形大量生産には、真っ向から対立してます。
そこがまた、リアルで良い。

ネット読者にも楽しく、初めて読む読者にも楽しい民俗学っぽい一冊。
(うっかりフィクションをリアルと覚えないよう、ご注意を)

やおろず
古戸マチコ

グッチ バッグ


タグ:古戸マチコ
posted by nana at 15:01 | 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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