己の殻を見事打ち破り成長する

傑作青春小説
先日、誉田哲也著「武士道エイティーン」を読んだ
かなり、感動した


もっと「剣道」を題材にした小説が読みたいと思い、本著を手に取った

海堂氏の著書を読んだのは今回が初
医療小説を多く手掛ける著者
本著はそれらの作品群の外伝的作品
医学生剣道大会の様子を主に、東城大学の速水・帝華大学の清川の視点から描く
主人公達2人は学年が進み部の主将となり、少し破天荒な師匠達に出会い、それぞれが己の殻を見事打ち破り成長する
傑作青春小説だった


本著の主人公の一人・速水はのちにジェネラル・ルージュとよばれる伝説の外科医になるようだ
また、その他の登場人物も他の作品に登場しているようだ
それらの医療小説郡も読んでみようと思います

小説というより・・・
小説というより、映画のプロットやマンガの原作といった印象を受けました。いくらエンターテイメント小説とはいえ、これ程までに紋切り型のスポコンストーリーをかっこいい登場人物とかっこいい台詞で彩るだけでは、小説好きを満足させられないのでは?・・・正直失笑を漏らしてしまう部分も多々ありました。
とは言え、海堂ワールドのファンや個々の登場人物のファンは文句なく楽しめるはず。特に『ブラックペアン1988』とはダイレクトにリンクする部分が多いので、読んでおくことをオススメします。
逆に海堂さんの小説を初めて手に取る、という方にはオススメしません。

現時点で、海堂さんは医療小説以外には手を出さない方がいいのではないかと、お節介ながら思います。今までの小説は、医療の専門知識や制度への問題意識が作家としての素人臭さをカバーしていたんだな、と気付いてしまいました。

この作品に関しては低い評価をつけてしまいましたが、バチスタを始めとする一連の医療小説は大好きですよ!

それなり・・・かな?(^^;
「医鷲旗」は誰の手に?
東城大学医学部剣道部の速水、帝華大学医学部剣道部の清川は、おのれの
全てをかけて戦う。その陰で、彼らを見守るのは阿修羅と呼ばれている高階
だった。はたして勝負の行方は?速水、清川の青春時代を描いた作品。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」に登場した速水、「ジーン・ワルツ」に登場した
清川、そのほかにも田口、高階など、海堂作品に登場するおなじみの人物が
登場する。速水と清川の因縁の対決は、手に汗握る。剣道を経験していない者
でも充分に楽しめる。けれど、どこか漫画的なところもあり、読んでいて「あり得
ないでしょう!」と突込みを入れたくなる部分もあった。特に速水の特訓の内容には
驚かされた。「郊外にある城址」での特訓とあるが、銃刀法違反で捕まらないのか?
所持するだけでも大変なことなのに(^^;ちょっと現実離れしすぎた感も否めない。
けれど、海堂作品に登場するいろいろな人たちの若き日の姿を垣間見るのは楽し
かった。まあ、それなりに楽しめる作品だとは思う。

ひかりの剣
海堂 尊

フェンディ バッグ


タグ:海堂 尊
posted by nana at 18:33 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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